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「その場で合わせる」からこそ楽しい──ジャズの即興力と心のやりとり
楽譜どおりじゃないから面白い 「その場で合わせるなんて難しそう」最初はそう思うかもしれません。でも実は、“決まっていないからこそ楽しい”のがジャズの魅力なんです。 音を通じて会話する瞬間 ジャズのセッションでは、目の前の相手が何を弾くのか、次... -
「ジャズは脳に良い」は本当?その理由と効果を解説
ジャズが「脳に良い」と言われる理由 「ジャズは脳にいい」──これは単なる印象ではなく、科学的にも注目されています。特に即興演奏や複雑なコード進行を扱うジャズは、脳の複数の領域を同時に使うため、脳の活性化に非常に効果的とされています。 即興演... -
「うまく弾く」よりも大切なこと──ジャズで育む“聴く力”と対話力
ジャズは“対話”の音楽 ジャズは技術を競う音楽ではありません。もちろん演奏スキルは大切ですが、それよりも大事なのは、今その瞬間にどんな音を奏でるかという“選択”の感性です。 そしてその選択は、周囲の音を聴くこと、空気を読むこと、誰かの気持ちに... -
ジャズはジャンルじゃない。自由に音を創る“考え方”
ジャズは「ジャンル」なのか? 「ジャズって、どんな音楽?」そう聞かれたときに、昔なら「スウィング」「ビバップ」「ブルーノートスケール」などの言葉で説明されていたかもしれません。でも今、ジャズはジャンルという枠を超え始めています。 スタイル... -
ジャズは止まらない音楽。間違いさえ前に進めばいい
ジャズは「作りながら進む音楽」 ジャズはあらかじめ決められた通りに弾くものではありません。今、その場で感じたことを音にしていく創造のプロセスそのものです。 間違いは「止まること」ではない 即興中にミスしてしまうことはあります。でも、それで止... -
ジャズは“耳”が命!譜面より大切な力とは
見て覚えるより、聴いて感じる ジャズは譜面を読む前に、まず音を聴くことが大切です。その場で生まれるフレーズやタイミングを捉えるには、視覚では間に合いません。耳が“先に動く”音楽なのです。 「耳で覚える」から始めよう セッション中に必要なのは、... -
パルスって何?“感じるリズム”の正体とは
「パルス」って何のこと? パルス(pulse)とは、音楽の中で感じる“等間隔のビート”のこと。メトロノームのように正確なものというより、「体が自然に刻むビート」と言った方が近いかもしれません。 拍とパルスの違い 「拍」は譜面で示される音の単位、で... -
お友達といっしょに始めるジャズの楽しさ
一人では不安。でも一緒なら大丈夫 ジャズに興味はあるけれど、いきなり始めるのはちょっと勇気がいる…。そんな方も、お友達といっしょになら、不安も楽しさに変わります。 音を共有するよろこび ジャズは“会話する音楽”。一緒に音を出す楽しさは、言葉を... -
英語の歌に学ぶ、メロディと言葉の関係
メロディは「音階」だけではない メロディは単なる音の並びではなく、言葉と深く結びついています。特に歌においては、メロディは「話すように歌う」ことが大切。その感覚を忘れると、感情の伝わらない演奏になってしまいます。 英語の歌と言葉のリズム 英... -
「バックビート」って何?感じるリズムの深い話
リズム「バックビート」って何? バックビートという言葉、最近よく耳にしませんか?ポップスやジャズでもよく登場するこの言葉、実は単なるリズムの位置ではなく、「どう感じて演奏するか」に関わっています。 ダウンビートとアップビートの違い ダウンビ...