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コップの水が溢れる時。音楽は、その「最後の1滴」になる。
ギリギリで保たれている均衡 テーブルの上に、なみなみと注がれたコップの水。 水面はふちよりも高く盛り上がり、表面張力でかろうじて形を保っています。 あと一滴でも加えれば、その均衡は崩れ、水は一気に溢れ出してしまうでしょう。 私たちの心も、時... -
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ピアノは「指」で弾かず、「体重」で弾く。豊かな音を生む、斜め前の魔法
導入:一生懸命弾いても、音が小さい? 「フォルテ(強く)の記号があるから、指に力を入れて思いっきり叩こう!」 そうやって頑張れば頑張るほど、音は硬くなり、指は疲れ、思ったほど大きな音が出ない……。そんな経験はありませんか? もしそうなら、あな... -
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「技術」より「人間」が響く時代。その音色には、人生が鳴っている
上手いだけの演奏は、もう飽きられている? かつては「誰よりも速く弾ける」「誰よりも高い声が出る」といった技術的なスペックが重視された時代がありました。 しかし、DTM(デスクトップミュージック)やAIが発達し、正確無比な演奏が誰でも作れるように... -
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「夢」は追うな、ただ続けるだけ。現実が「行動」に追いつく時
その「夢」が、あなたを苦しめていませんか? 「大きな夢を持とう」「目標に向かって走れ」 よく聞く言葉ですが、理想が高すぎると、今の自分とのあまりの落差(ギャップ)に絶望してしまうことがあります。 「夢を叶える」という言葉には、どこか「遠くに... -
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トランペットは「歌」である。習わずに到達した、呼吸とイメージの力
楽器は「習う」ものではなく「歌う」もの 「トランペットを教えていますが、実は一度も習ったことがありません」 そう言うと驚かれますが、私にとってこれは自然なことでした。ライブで演奏出来るほど、上手くはありませんが、スタンダードのメロディくら... -
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「楽しい」が先、「上達」は後。努力を努力と思わない、最強の近道
順番を間違えていませんか? 「もっと練習して上手くならないと、演奏を楽しめない」 真面目な方ほど、そう考えて自分を追い込んでしまいがちです。 しかし、これは大きな誤解です。 音楽の神様は、「楽しんでいる人」を優先的に上達させてくれるのです。 ... -
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音を「肌」で聴く、という贅沢。アコースティック・アンサンブルの魔法
耳だけで聴いていませんか? スマホとイヤホンがあれば、いつでもどこでも高音質な音楽が聴ける時代です。 でも、ライブやスタジオで生楽器の音を聴いた時、「全然違う」と感じたことはありませんか? その違いの正体は、「空気の振動」です。 電子音では... -
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「上手い歌」と「泣ける歌」は違う。感情と音が、奇跡的に出会うとき
100点満点の歌でも、心は動かない? 「音程もリズムも完璧なのに、なぜか退屈な歌」「技術的には未熟なのに、なぜか涙が止まらない歌」 音楽をやっていると、この不思議な現象によく出くわします。 もし「感動=技術の高さ」なら、採点機能付きのカラオケ... -
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理論より先に、「指」を見る。アドリブを自由にする、親指の魔法
頭は分かっているのに、指が動かない 「コードも覚えた、スケールも理解した。なのに、アドリブがぎこちない」 もしあなたがそう感じているなら、原因は理論ではなく、「物理的な指の運び」にあるかもしれません。 ジャズの美しいフレーズは、水が流れるよ... -
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「高い声」は、偉くない。音域よりも大切な「聞こえ方」の魔法
音域は「高さ」ではなく「広さ」 「もっと高い声を出したい」 多くの生徒さんがそう望みますが、実は「高い声が出ること」自体は、歌唱力のほんの一部に過ぎません。 極端な話、脱力をして、正しい呼吸で息を流せば、物理的に高い周波数の音は誰にでも出せ...










