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音は嘘をつかない。心が音に出る瞬間
音楽は心を映す鏡 音楽と感情は、切り離せないものです。どれだけ頭で考えていても、感情がこもっていなければ、それは聴き手に届きません。逆に、たとえ技術が未熟でも心から楽しんでいれば、その気持ちは自然と伝わっていきます。 音には、嘘がつけない ... -
楽譜なしでも音楽はできる理由
楽譜なしでも音楽はできる? 音楽と聞くと「五線譜に向かってペンを走らせる姿」や「譜面通りに正確に弾くこと」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、楽譜なしでも素晴らしい音楽は生まれます。それは、頭に浮かんだ音や心に響いた感情を、そのまま音... -
英会話のリズムはジャズとつながっている理由
英語とジャズ──リズムと即応の共通性 英会話には、イントネーション(抑揚)・ストレス(強弱)・タイミングといった“音楽的要素”がたっぷり含まれています。これらは音楽用語でいうプロソディと呼ばれ、メロディとリズムを持って“話す”感覚を生み出します... -
AI時代にこそ輝く、ジャズの“人間的な力”とは?
AIが“速く正確に演奏する時代”がやってきた 最近のAIの発達は目覚ましいものがあります。音楽においても条件を入れると自動で作曲、アレンジは当たり前になってきて、現在のAIは、どんな曲も高速・正確に演奏できるようになっています。しかも人間がミスし... -
“自分で音を決める力”を育てるジャズの魅力
音を“選ぶ”という感覚が育つ音楽、それがジャズ クラシックでは「譜面を正確に弾く」ことが基本ですが、ジャズでは「今、どんな音を出すか」を自分で決めることが求められます。それはつまり、「音楽的判断力」を育てるということでもあります。 ジャズは“... -
これからは息づかいを感じるが音楽が求められる時代へ
“正確さ”より“息づかい”を求める時代へ 音楽も映像もAIで生成できる時代になりました。でも、だからこそ聴く人が求めているのは、“人の手”や“呼吸”が感じられる表現ではないでしょうか。 アコースティック音楽が持つ“生”の質感 アコースティックギター、ウ... -
音楽は“うまさ”より“つながり”──伝わることが大切
「うまく演奏しなきゃ」が音楽を苦しめる? 楽器を始めたばかりの方ほど、「正確に弾かなきゃ」「間違えたらダメ」という気持ちが強くなりがちです。でも、音楽の目的は感動させることであって、間違えないことではありません。 音楽は「会話」と似ている ... -
クラシックのバイエル、ジャズのコード──基礎練習の本質とは?
クラシックの基礎は“バイエル”から クラシックピアノを習ったことのある方なら、きっと一度は「バイエル」を弾いた経験があるはずです。音階・ポジション・両手の動き・譜読み力など、ピアノ演奏に必要な基礎力を身につける教材として知られています。 ジ... -
梅雨の気分に寄り添う音楽──心を整える聴き方のすすめ
☂ 雨の日は、心も静かになる。 梅雨の季節は、空がどんよりとして気持ちも沈みがち。天気と気分がつながっているのは自然なことですが、だからこそ“心を整える時間”が大切です。 ♫ 音楽は、気分のスイッチを切り替えてくれる 落ち込んでいるときに明るい音... -
英語の歌が持つ“倍音”の響きとは?
日本語と英語、響きの違いはどこに? 日本語の歌と英語の歌を聴き比べてみたとき、英語の歌声の方が“響きが豊か”に感じたことはありませんか?この違いの一因となっているのが、「倍音(オーバートーン)」と呼ばれる音の性質です。 倍音とは? 倍音とは、...