COLUMN– category –
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名演を聴き込むことから始まる、ジャズとの出会い
名演は教科書以上の存在 ジャズの学びは、譜面や理論よりも、まず耳から始まります。たくさんの名演奏に触れることで、演奏者たちの音の選び方、間の取り方、エモーションが自然と耳に馴染んできます。 歌えるほど親しむことが、内面の表現に変わる 「聴く... -
音楽は言葉を超える―心をつなぐ響き
🎵 音楽は“言葉”を超えるもの 私たちは日々、言葉で想いを伝えようとします。けれど、言葉にできない感情や、うまく表現できない気持ちもあります。そんなとき、音楽は心の奥深くに直接届く“共鳴を生み出します。 🎵 音楽が語る感情の深さ たとえば、ピア... -
音を“選ぶ”という自由──自分で考える演奏が音楽を育てる
🎵 音楽は「正解」をなぞるだけじゃない 音楽を始めたばかりの頃、私たちは「楽譜通りに弾くこと」が正しいと教わります。でも本当は、そこからがスタート。楽譜は「ヒント」であって、「完成品」ではありません。 🎹 音の強さや質は、あなたが決めていい ... -
音楽は“完成”より“過程”を楽しむ時代へ
🎵 AIが音楽を作る時代 AI音楽の進化により、誰もが簡単に「クオリティの高い楽曲」を作れるようになりました。数クリックで作曲、アレンジ、ミックスまでこなす技術に驚かされる日々です。 🎹 それでも人が音楽を作る理由 それでも私たちが演奏や作曲を続... -
音楽は“自分のため”だけじゃない
他者を思いやる音が、真の美しさを生む 音楽の本質は、自己表現であると同時に、他者とのつながりでもあります。一人で演奏するソロ演奏でも、アンサンブルでも、ライブステージでも、そこには「届ける相手」がいます。自分の力や技術をひけらかすのではな... -
夢を“売る”のではなく、音楽を“育てる”教室
音楽は“夢”ではなく“日常”の中にある 音楽を学ぶことというと、よく「夢を叶える」「プロを目指す」といった言葉が使われます。確かに、それも一つの道です。でも当教室が大切にしているのは、もっと日常に根ざした音楽の力です。毎日少しずつ音に触れ、音... -
“裏拍”で脳が動く?ジャズと創造性の関係
“裏拍”とは何か? ジャズのリズムの中核をなすのが裏拍(アップビート)です。これは小節の中で2拍目・4拍目、あるいは拍の裏(8分音符単位の偶数位置)を強調するリズムの特徴で、クラシックやポップスとは違う「揺れ」や「ノリ」を生み出します。 裏拍が... -
CDEで覚える!音名感覚を育てる方法
CDEで覚えることの意味 音名の認識において、私たち日本人は「ドレミファソラシド」に親しみがあります。しかし世界の音楽教育の主流では、CDEFGABというアルファベット音名が使われています。この違いは単なる表記の違いではなく、音楽的思考の柔軟性や理... -
楽器奏者こそ「歌」を学ぼう
楽器奏者が「歌う」意味とは? 楽器奏者が歌の練習をすることに違和感を覚える方もいるかもしれません。でも実は、歌を歌うことは「音楽を身体で理解する」ための非常に効果的な方法なのです。 耳を鍛え、表現力を育てる 声でメロディをなぞることは、耳を... -
弾ける力より、聴く力を育てよう
弾けることが音楽の全てではない 音楽を学ぶとき、どうしても「弾けるようになること」がゴールになりがちです。もちろん、ある程度の演奏技術は必要ですが、それだけではアンサンブルは成立しません。音楽とは「音を合わせること」つまり、周りの音をよく...