コード進行の「地図」を手に入れよう。ツーファイブ(II-V)を覚えれば、音楽はもっと自由になる。

温かみのある水彩画風のイラスト。アンティークなピアノの前で、古びた音楽の「地図(ツーファイブ進行)」を広げ、そこから光り輝く音符や結晶(コードパターン)を見つけている人物。背景には掘り起こされたような音の結晶が漂い、音楽は元々あるものを「掘り起こす」冒険であることを表現している。画像下部には「音楽の「地図」を見つけよう。」というテキストが書かれている。

「自由にピアノを弾いてみたい」
「自分らしく歌ってみたい」
そう思って音楽の世界に飛び込んだものの、
膨大な数のコード(和音)や難解な音楽理論を前に、
「どこから手をつければいいのかわからない……」
と迷子になってしまっている大人の方は少なくありません。

複雑怪奇に見える音楽の世界ですが、
実は、その多くを読み解くことができる
「魔法の鍵」のような存在があります。
それが「ツーファイブ(II-V)」と呼ばれる、
たったひとつのコード進行の形です。

ジャズや洋楽、ポップスなど、
私たちが耳にする多くの音楽のコード進行は、
実はそのほとんどが
この「ツーファイブ」というシンプルな形で構成されています。

たとえ何百曲、何千曲という楽曲があっても、
その中身を分解してみると、
多くの場所でこのII-Vという共通のパターンが使われているのです。
まるで、世界中の建物が、
いくつかの決まった形のレンガや柱でできているようなものです。

つまり、音楽を自由に操るためには、
星の数ほどあるコードをひとつずつ覚える必要はありません。
まずは、この「ツーファイブ」という
最も基本的なレンガの扱い方をマスターすればいいのです。

「ツーファイブ」という形はひとつですが、
それがどの音から始まるかによって、表情が変わります。

長調(明るい響き)で12パターン、
短調(少し切ない響き)で12パターン。
この合計24パターンのツーファイブを身体に染み込ませること。
それが、あなたが音楽という広大な海を、
迷うことなく自由に航海するための「地図」を手に入れる作業です。

この24枚の地図さえあれば、
あなたはもう楽譜という決められたルートを
ただなぞるだけの存在ではありません。
自分で目的地を決め、その日の気分で自由にルートを選び、
音楽の風景を楽しむことができる。
そんな「自由な演奏のスタートライン」に立つことができるのです。

ここで、少し視点を変えてみましょう。
「音楽を自由に操る」というと、
何か新しいものをゼロから創造しなくてはいけない、
と感じてプレッシャーに思うかもしれません。

でも、本当はそうではないのかもしれません。
音楽は、私たちが新しく「作る」というより、
元々そこにあった美しい響きを、ただ「掘り起こす」だけ。

考古学者が土の中から美しい土器を見つけ出すように。
あるいは、冒険家が洞窟の中で宝箱を見つけるように。
美しいツーファイブの響き、
24のパターンは、音楽という大地の下に、
元々完璧な形で埋まっています。

私たちは、その場所を教えてくれる「地図」を頼りに、
自らの手で音を掘り起こし、世界に響かせているだけ。
そう考えると、音楽を学ぶことは、プレッシャーではなく、
ワクワクするような「宝探し」の冒険だと思えてきませんか?

岸和田のMusic Space サヴァサヴァでは、
あなたが音楽の宝探しを思い切り楽しめるよう、
その「地図(24パターンのツーファイブ)」
の読み解き方を丁寧にお伝えしています。

難解な理論として暗記するのではなく、
鍵盤を触り、声を響かせ、
実際に音を掘り起こす喜びを感じながら、
身体で覚えていきます。

あなたの中に元々眠っている、
素晴らしい音楽という宝物。
私たちと一緒に、掘り起こしてみませんか?
スタジオで、あなただけの「発見」に出会える日を楽しみにしています。

野口 尚宏