群れにいるだけでは、舞台には立てない
サヴァサヴァでは、
音楽を通じた「人との繋がり(アンサンブル)」の喜びをお伝えしています。
しかし、一方で、私たちが心に留めておくべき、
もう一つの重要な側面があります。
それは、
「舞台に立って堂々と演奏できるのは、孤独に耐えられる人だけである」
という真理です。
常に多くの人の群れの中に身を置き、
誰かと繋がっていることだけを求めている状態では、
実は人の前に立って演奏する(表現する)ことはできません。
舞台という場所は、 fundamentally(根本的に)孤独な場所だからです。
たとえバンドであっても、自分の奏でる音と、自分自身の精神は、
究極的には一人で向き合わなければならないのです。
「孤独」に耐えた時間が、舞台での「堂々」を生む
なぜ、孤独が必要なのでしょうか?
それは、自らの視野を広げ、自分だけの音楽を深く掘り下げるためには、
一人で内省する時間が不可欠だからです。
基礎練習を繰り返すストイックな時間(前回のコラムの「シンプルな基礎の継続」)
頭を空っぽにして自由に即興演奏をしてみる時間(コードやリズムの地図を一度手放す自由な時間)
そして、自分は音楽で何を伝えたいのか(以前のコラムの「音楽で何をしたいのか」)を問う時間。
これらの孤独に耐えた膨大な時間が、
あなたの内なる核を形成します。
その確かな核があるからこそ、
大衆の前に立った時、揺るがない自信(堂々)が生まれるのです。
孤独を知る時間は、舞台で輝くための、
あなただけのエネルギーを蓄積する時間でもあります。
孤独を知っているからこそ、一人ひとりに届く
そして、何よりも大切なことは孤独を知っている人こそ、
目の前にいる多くの人ひとりひとりに、
メッセージを送ることができるということです。
あなたの紡ぎ出した音は、不特定多数の「大衆」に向けてではなく、
その空間にいる「あなたと同じ孤独を知る、一人ひとりの人間」に向けて届きます。
あなたが孤独の中で見つけた真実は孤独の中で癒やされた経験とそれらが乗った音が
聴く人の心の中にある孤独と共鳴し、深い癒やしや勇気を与えます。
私たちが得意とするのは、あなたが孤独に耐えながら、
自分だけの声を見つける過程を、温かく伴走することです。
感覚ではなく「地図(教えるプロの指導力)」を渡すことで、
あなたが舞台で堂々と立てるように導きます。
一生モノの地図を手に、あなただけの孤独な旅(音楽)を、
私たちと一緒に奏でてみませんか?
野口 尚宏

