心の扉を叩く「知りたい」という音
「もう歳だから」「今さら新しいことは」
そんなふうに、ご自身の可能性に蓋をしてしまってはいませんか?
年齢を重ねることは、感性が衰えることではありません。
むしろ、経験という絵の具が増え、より深い色彩で人生を描けるようになることです。
何歳になっても「知りたい」「できるようになりたい」という気持ちを持つこと。
その純粋な好奇心こそが、日々の景色を鮮やかに変え、
人生を楽しくさせる一番の光だと、私は思います。
ジャズは「終わりのない旅」を楽しむ音楽
「向上心」は自分への優しさ
向上心というと、少し厳しい響きに聞こえるかもしれません。
しかし、音楽における向上心とは、他人と競うことではなく、
昨日の自分より少しだけ深く音を感じられた、
という「静かな喜び」を積み重ねることです。
ジャズという音楽は、即興性が高く、二度と同じ演奏は生まれません。
それはつまり、正解というゴールがない「終わりのない旅」です。
この旅路において、向上心を持つことは、
自分自身の可能性を信じ続けるという、
自分への優しさでもあります。
音楽的視点:即興とアンサンブルの学び
即興演奏は「今の自分」との対話
ジャズの即興演奏は、難しい技術を披露する場ではありません。
それは、その瞬間の自分の心と向き合い、ありのままの音を出すことです。
音には人が出ます。
迷いも、喜びも、すべてが音になります。
即興を通じて「今の自分を受け入れる」ことは、
人生においても、自分を肯定する力になります。
失敗は成長の入口であり、間違ったと思った音が、
次の瞬間には素晴らしいフレーズに変わる。ジャズはそんな奇跡を教えてくれます。
アンサンブルは「聴く力」を育てる
ジャズはアンサンブル、つまり共演者との対話に特化した音楽です。
相手の音を聴き、呼吸を合わせ、自分の音で答える。
この「聴く」という行為は、相手を尊重する心の余裕を育てます。
裏拍にある静かな間を感じ取り、そこに相手の音が入ってくるのを待つ。
アンサンブルで培われるこの調和の精神は、孤独になりがちな現代において、
人と繋がる温かさを思い出させてくれるでしょう。
心への効果:豊かさは心の静けさの中に
学び続けることが若さを保つ
新しいコードを覚えたり、リズムを感じたりするとき、
脳と心は心地よく汗をかいています。
音楽に没頭し、静けさが音を美しくする瞬間を感じるとき、
私たちは年齢という枠を超え、ただ純粋な「表現者」になれます。
この「夢中になれる時間」を持つことこそが、
人生を豊かにする一番の秘訣です。ジャズと共に歩む時間は、
あなたの心に若々しい風を送り続けてくれるはずです。
「やってみたい」思った瞬間がすべての始まり
学ぶことに、遅すぎるということはありません。
今日が、これからの人生で一番若い日です。
「やってみたい」と思ったその瞬間が、
あなたの新しい人生の始まりです。
ジャズという、自由で、懐深く、対話に満ちた音楽。
その扉を一緒に開いてみませんか?
向上心を持って楽しむその姿は、
きっと誰よりも美しく、輝いて見えるはずです。
私たちは、そんなあなたの「学びたい」という尊い想いに、静かに寄り添い続けます。
野口 尚宏

