「好き」の枠を、壊してみる。食わず嫌いをやめれば、仲間が増える

暗い部屋(狭い好み)からガラスの扉を押し開け、色とりどりの音楽と仲間が待つ外の世界へ飛び出すミュージシャン:食わず嫌いの克服

「私はジャズしか聴かない」「クラシックは堅苦しいから苦手」
そうやって自分の好みに境界線を引いてしまうのは、とても自然なことです。

しかし、今のあなたの好みは、
あくまで「過去の経験」から作られたものに過ぎません。
今の自分の物差しだけで「これはナシ」と切り捨ててしまうのは、
実はとてももったいないことなのです。

「苦い」が「美味い」に変わる時

子供の頃、ピーマンやビールの美味しさが分からなかった経験はありませんか?
でも、大人になり様々な経験を積むことで、
その苦味や複雑な味わいが「美味しい」と感じられるようになります。

音楽も同じです。
難解に聞こえるフレーズや、馴染みのないリズムも、演奏経験を積み、
耳が肥えてくると「なんて深いんだ!」という感動に変わる瞬間が必ず来ます。
それは、あなたの感性が成長した証なのです。

共通言語が増えるということ

「ロックしか弾けない人」は、ロック好きとしか繋がれません。
しかし、「ジャズも、ボサノバも、歌謡曲も面白いね」と思える人は、
あらゆるジャンルの人々と交流し、セッションすることができます。

好みの枠を広げるということは、
「誰かと仲良くなるためのチケット」を増やすことでもあります。
違う価値観を持った仲間との出会いは、
あなたの音楽人生をよりカラフルで豊かなものにしてくれるでしょう。

一度、いつものプレイリストから離れて、
普段は絶対に聴かないジャンルの曲を流してみてください。
「意外と悪くないな」
そう思えた時、あなたの世界はひと回り大きく広がっています。

野口 尚宏