「正しいやり方」を探し続けていませんか
音楽を学ぶとき、
多くの方がこう考えます。
「正しい練習方法を知りたい」
「効率的なメソッドを学びたい」
「これさえやれば上達する、
という正解を教えてほしい」
その気持ち、とてもよくわかります。
時間は限られているし、
遠回りはしたくない。
でも、
ノウハウやメソッドを探し続けているのに、
なぜか伸び悩んでいる。
そんな感覚はありませんか。
もしそうだとしたら、
探す場所が少し違うのかもしれません。
音楽は、ノウハウだけでは血肉にならない
ノウハウは、知識です。
知識は、頭の中に留まります。
でも音楽は、
頭の中だけで完結するものではありません。
「こうしたい」と思う気持ちを
具体的に形にして、
体験して、
初めて血となり肉となります。
どれだけ良いメソッドを知っていても、
それを使って「自分は何をしたいのか」が
なければ、
音楽は動き出しません。
知識を集めることと、
音楽が体に染み込むことは、
別のことなのです。
基礎は必要。でも、そこで終わらない
誤解しないでいただきたいのは、
基礎が要らないということではありません。
音楽の基礎的な技術や知識は、
ある程度まで確実に必要です。
音の出し方。
リズムの取り方。
コードの仕組み。
これらは、地図のように
道を示してくれます。
でも、
地図はゴールではありません。
地図を見ているだけでは、
どこにも辿り着きません。
基礎を身につけたその先で、
本当に問われるのは別のことです。
「どうしたいか」が、音楽の方向を決める
基礎を超えた先、
音楽の方向性と成長を決めるのは、
音を使って「どうしたいか」という
創造力と願望です。
「この曲を、こんなふうに弾いてみたい」
「この感情を、こんな音で表現したい」
「この瞬間を、こんなふうに歌いたい」
その「したい」という気持ちこそが、
音楽を前へ進める原動力です。
ノウハウは、
「したい」を実現するための道具です。
でも道具だけを集めて、
「何をしたいか」が空っぽのままでは、
音楽は動き出しません。
願望が先にあって、
ノウハウはその後からついてくる。
この順番が逆になると、
音楽は迷子になります。
なぜ、メソッドを求め続けると伸び悩むのか
ノウハウを集めることに
夢中になっているとき、
意識はずっと「外」を向いています。
「もっと良い方法はないか」
「他の人はどうやっているのか」
「正解はどこにあるのか」
外を探している間、
自分の内側にある
「本当はどうしたいのか」という問いに
向き合えていません。
これが、
ノウハウを集めるほど
かえって自分の音楽が見えなくなる
理由のひとつです。
新しいメソッドを試すたびに、
自分の音楽が誰かの方法に
少しずつ置き換わっていく。
そして気づけば、
「自分が何をしたかったのか」
わからなくなっている。
「こうしたい」を、具体的に形にする
では、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
「こうしたい」という気持ちを、
具体的に形にして、体験することです。
「この曲のここの部分を、
もっと優しく弾きたい」
そう思ったら、実際にいろいろな弾き方を試してみる。
「もっと自由に歌いたい」
そう思ったら、
楽譜から離れて声を出してみる。
うまくいかなくても構いません。
その試行錯誤の体験こそが、
あなたの中に蓄積されていきます。
ノウハウを覚えることではなく、
「こうしたい」を体験することが、
血肉になる唯一の方法です。
願望を持つことは、わがままではない
「自分はこうしたい」
と言うことに、
少し気が引ける方もいるかもしれません。
「まだ初心者だから、
そんなことを言うのは早い」
「正しいやり方を覚えてから」
でも、願望を持つことは、
わがままではありません。
むしろ、
音楽を続けていく上で
もっとも大切な原動力です。
「こうしたい」という気持ちがあるからこそ、
練習にも意味が生まれます。
「こうしたい」がないまま
正しい方法だけを追いかけても、
音楽は前に進みません。
あなたの「こうしたい」を、一緒に形にしませんか
ノウハウやメソッドを求めて伸び悩んでいる方へ。
足りないのは、
もう一つの方法論ではないかもしれません。
あなたの中にある
「こうしたい」という創造力と願望を、
もう一度見つめ直してみませんか。
サヴァサヴァでは、
基礎という地図を渡しながら、
あなたが「どうしたいか」を
一緒に探していくレッスンを
大切にしています。
ぜひ一度、スタジオへ来てみてください。
Music Space サヴァサヴァ
野口 尚宏

