ピアノ演奏に必要な姿勢と手の形のコツ

正しい姿勢と手の形でピアノを弾くピアニスト

ピアノを弾くときの姿勢

正しい姿勢でピアノに向かうことは、美しい音を出すための第一歩です。
背筋を自然に伸ばし、肩の力を抜いて座りましょう。
椅子の高さは腕が水平になる位置に調整し、安定したフォームを心がけます。

ピアノとの距離を整える

ピアノに近すぎると腕が窮屈になり、遠すぎると鍵盤に力が伝わりません。
肘に余裕があり、自然に腕が動かせる距離を見つけることが大切です。

手の形は何かをつかむように

指をまっすぐ伸ばしてしまうのではなく、
軽く何かをつかむような形にします。
卵や小さなボールを包み込むイメージが理想です。
この形が指先の力を鍵盤にしっかり伝えます。

「こちょこちょ」のイメージで指を動かす

指を広げた状態で、まるで相手をこちょこちょするように鍵盤をタッチしてみましょう。
余計な力を抜きながら、指先で自然に動かすことで滑らかな音が生まれます。

基礎を大切にする理由

正しい姿勢と手の形を習慣にすると、
難しい曲に挑戦しても無理なく弾けるようになります。
基礎を意識することが、演奏の自由さにつながります。

野口 尚宏