この教室では、
27年間、
講師が変わったことがありません。
私が一人でやっています。
当たり前のことのようですが、
音楽教室を探す上では、
案外大きな違いになります。
担当が替わることがありません
規模の大きな教室では、
先生が異動されたり、
担当が替わったりすることがあります。
教室側の事情ですので、
生徒さんには選べません。
やっと慣れてきた頃に
担当が替わってしまい、
また一から関係を作り直す。
そこで気持ちが切れてしまう方は、
少なくないと思います。
ここではそれが起こりません。
最初にお会いした人間が、
そのまま最後まで見ています。
前に話したことが、残っています
何年か前に
「この曲がやりたい」と
おっしゃっていたこと。
去年つまずいていた場所。
手の癖、
声の出し方の変化。
そういったことが、
そのまま残っています。
毎回説明し直していただく必要が
ありません。
音楽は、
数か月で仕上がるものではありません。
何年もかけて変わっていくものです。
その変化を同じ人間が見ていると、
本人が気づいていない進み方まで
見えてきます。
去年より確実に良くなっているのに、
ご本人だけがそれに気づいていない。
そういうことは、よくあります。
分野をまたげるのも、同じ理由です
一回のレッスンの中で
歌からピアノへ移れるのも、
月に一度セッションの日を
設けられるのも、
私が一人で全部を見ているからです。
担当が分かれていれば、
そのたびに引き継ぎが要ります。
コースをまたぐ手続きも必要になります。
一人でやっているというのは、
規模としては小さいということですが、
その分、
身動きが取りやすいということでもあります。
そのぶん、合う合わないが大事になります
正直に書いておきます。
講師が替わらないということは、
合わなかったときに
替えがないということでもあります。
大きな教室であれば、
先生を替えていただくこともできます。
ここではそれができません。
ですから、
最初に一度お会いすることが
大事だと思っています。
文章を読んでいるだけでは、
相性までは分かりません。
一度音を出してみて、
この人となら続けられそうだと
感じていただけたなら、
そのあとは長くお付き合いできます。
27年の間に、
何年も通ってくださっている方が
何人もおられます。
その方たちとは、
もう先生と生徒というより、
長く一緒に音を出してきた間柄です。
そういう時間の積み重ね方も
あるということを、
知っていただければと思います。
まずは一度、
音を出しにいらしてください。
Music Space サヴァサヴァ
野口 尚宏

