ジャズと英語は、音楽だけで終わらない
ジャズを学ぶこと。
英語の歌を歌うこと。
それは、
音楽の技術を身につけるだけのことではありません。
もちろん、コードを知ることも、
リズムを感じることも、
発声や発音を整えることも大切です。
けれど、ジャズや英語の歌には、
それだけでは終わらない広がりがあります。
自分の知らなかった響きに出会う。
違う文化の言葉や感覚に触れる。
決まった形だけではなく、
その場で音を選ぶ。
その経験は、
音楽の外にある世界の見え方まで、
少しずつ変えてくれるのではないでしょうか。
ジャズのアドリブは、その場で作曲する力でもある
ジャズのアドリブは、
ただ自由に弾くことではありません。
コードの響きを聴き、
リズムの流れを感じ、
今この瞬間に必要な音を選んでいく。
それは、ある意味では、
その場で作曲しているようなものです。
あらかじめ全部決まっている音楽ではなく、
今鳴っている音に反応しながら、
次の音を生み出していく。
そこには、
とても革新的な創造の力があります。
間違えないことだけを目指すのではなく、
今の音から何を作れるのかを考える。
その感覚は、
音楽だけでなく、
物事を柔らかく考える力にもつながっていくように思います。
英語の歌は、音と意味を同時に受け取る入口になる
英語の歌を歌うことは、
単に英語の発音を練習することではありません。
言葉のリズム。
母音の響き。
子音の置き方。
歌詞の意味。
それらを、
音楽の中で同時に感じていくことです。
英語を文字だけで覚えるのではなく、
音の流れと一緒に理解していく。
そうすると、
英語はただの勉強ではなく、
身体に入ってくる言葉になっていきます。
歌を通して英語に触れることで、
世界の情報や感覚を、
より直接受け取る習慣も育っていくのではないでしょうか。
音楽の外にある世界が近くなる
ジャズや英語の歌を学んでいると、
音楽の外にある世界にも自然と関心が向いていきます。
この曲は、
どんな時代に生まれたのか。
この歌詞は、
どんな感情を含んでいるのか。
このリズムは、
どんな文化の中で育ってきたのか。
この英語の表現は、
日本語にするとどんな温度になるのか。
そうした問いが生まれると、
音楽は単なる曲の練習ではなくなります。
歴史、文化、言葉、人の感情。
そうしたものへつながる入口になっていきます。
音楽を通して、
世界の見え方が少し広がっていくのです。
ジャズと英語は、自分の感性を外へ開いてくれる
ジャズには、
変化を受け入れる力があります。
英語の歌には、
違う言葉のリズムに身を置く力があります。
どちらも、
自分の中にある感覚を、
少し外へ開いてくれるものです。
いつもの音の選び方から、
少し離れてみる。
日本語とは違う言葉の流れで、
歌ってみる。
決まった正解だけでなく、
その場で自分の音を選んでみる。
そうすることで、
自分の音楽も、
自分の感じ方も、
少しずつ広がっていきます。
新しい世界を開く音楽として
サヴァサヴァでは、
ジャズや英語の歌を、
単なるジャンルや教材としてだけ扱いたいわけではありません。
ジャズのアドリブを通して、
今ここで音を選ぶ力を育てる。
英語の歌を通して、
音と言葉と世界を結びつけていく。
その経験は、
音楽の枠を越えて、
新しい世界を見る力にもつながっていくと思います。
もし、音楽をただ上手くなるためだけではなく、
自分の世界を広げるものとして味わってみたいなら、
レッスンやセッションの中で、
その入口を一緒に確かめてみませんか。
ジャズをすること。
英語の歌を歌うこと。
そこから開く世界を、
一緒に大切にしていけたらと思います。
Music Space サヴァサヴァ
野口 尚宏

