音楽の正解は講師ではなく自分の耳|意思がある音に間違いはない

暖かな光の差し込む部屋で、女性がアップライトピアノに向かい、目を閉じて自分の耳や胸に手を添えて内側の音に耳を傾ける水彩アニメ風イラスト。耳と胸から黄金の光が広がり、下部中央に「判断するのは、あなたの耳と感性。」の白いテキスト。

「これで合っていますか?」と聞きたくなるとき

レッスンを重ねていくうちに、
こんなふうに感じることはありませんか?

「これで合っていますか?」
「先生、この弾き方で大丈夫ですか?」
「正しいのはどっちですか?」

講師の一言に安心し、
講師の表情を見て判断する。

真面目で、熱心な方ほど、
この傾向が強くなります。

でも、ふと立ち止まって考えてみてください。
音楽を判断しているのは、
本当に講師でしょうか。

音楽の判断基準は、あなたの耳の中にある

音楽には、絶対的な「正解」はありません。

もちろん、理論的な骨組みや
技術的なセオリーは存在します。

でも最終的に、
その音が「良い」か「違う」かを判断するのは、
弾いているあなた自身の耳です。

講師は、あなたの耳と感性を育てる伴走者です。
代わりに判断する人ではありません。

講師に頼り続けていると、
自分の耳を使わなくなります。
自分の感性を信じなくなります。

それは、音楽を続けていく上で
もっとも避けたい状態です。

「意思がある音」には、間違いがない

音楽には不思議な性質があります。

「間違えた音」でも、
そこに演奏者の明確な意思があれば、
それは「表現」として成立するのです。

逆に、楽譜通りの完璧な音でも、
意思のない音は
聴く人の心に届きません。

ジャズの巨匠たちが「間違えた」音を
次のフレーズに繋げて
名演に変えてしまう。

あれができるのは、
彼らに明確な「音の意思」があるからです。

意思があれば、
どんな音も自分の音楽の一部になる。
だからそこに「間違い」は存在しないのです。

耳と感性は、使うほど育つ

「自分で判断する」と聞くと、
難しく感じるかもしれません。

でも大切なのは、
正しく判断することではなく、
「判断しようとする姿勢」を持つことです。

音を出した瞬間、
「今の音、どうだった?」と自分に問いかける。
「もう少しこうしたい」と感じる。

その小さな内側の声を拾うことが、
耳と感性を育てる第一歩です。

最初は曖昧でも構いません。
使えば使うほど、
あなたの耳と感性ははっきりしていきます。

講師の答えではなく、自分の答えを探す

良い講師とは、
答えを与える人ではなく、
あなたが自分の答えを見つけられるよう
導く人です。

サヴァサヴァが大切にしている
「論理という地図」も、
あなた自身が地図を読めるようになるために
あります。

地図を持つのはあなた。
歩くのもあなた。
講師は、地図の読み方を一緒に考える
伴走者です。

いつか、講師がいなくても
自分で音を選び、
自分で道を決められる。

そこに辿り着くことが、
レッスンの本当のゴールだと思います。

あなたの音に、自信を持っていい

もし今、
自分の音に自信が持てない方がいたら、
少しだけ勇気を出してみてください。

「これで合っているか」を誰かに聞く前に、
自分の耳に聞いてみる。
自分の感覚で、一音出してみる。

そこに意思があれば、
その音は間違いなく
あなたの音楽になります。

サヴァサヴァでは、
「正解」を教えるのではなく、
あなたの耳と感性を育てることを
大切にしています。

講師に頼りすぎて迷ってしまっている方も、
ぜひ一度スタジオへ来てみてください。

あなたの中にすでにある
「音を判断する力」を、
一緒に育てていきましょう。

野口 尚宏

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