「ジャズって、難しそう……」という壁
「ジャズは難しい」「クラシックは敷居が高い」
こうした言葉をよく耳にします。
そして、その後に「だから、そのジャンルは嫌い」と続くことがあります。
でも、その「嫌い」、本当に嫌いなのでしょうか?
もしかすると、その「嫌い」は、ただの「食わず嫌い」かもしれません。
イメージだけで決めつける、もったいなさ
おっしゃる通り、音楽において、
経験していないことを想像やイメージだけで決めつけて、
嫌いになってしまうのは、
ある意味、不遜であり、そして何より「もったいない」ことです。
その音楽の本当の姿、その音が紡ぎ出す空気感、
そのグルーヴが心に届く瞬間――。
それらを一度も体験せずに拒絶してしまうのは、
あなたの人生に現れるかもしれない「素晴らしい美しさ」の種を、
自ら摘み取ってしまっているのと同じです。
「難しい=嫌い」という短絡を乗り越える
「難しいことは分からないから、そのことは嫌い」
これは、ある意味で正直な言葉ですが、
そこで思考を止めてしまうのはあまりに早急です。
あなたがその音楽を「難しい」と感じるのは、
その音楽の仕組みを知らないからかもしれません。
コードの構造や、リズムのパルスとビートの違いを知れば、
これまでノイズにしか聞こえなかった音が、
複雑で美しい曼荼羅のように見えてくるかもしれません。
私たちが得意とするのは、あなたが「難しい」と感じている壁を、
論理的かつ温かく取り除くことです。
感覚ではなく「地図」を渡すことで、未知の音楽の領域を、
安全に、そして楽しく冒険できるように導きます。
「味わう」ことで、視野が広がる
「知り尽くしているから嫌いだ」とか「やらない」はいいのです。
それは、ご自身の個性を形成する大切な判断です。
しかし、経験していないのなら、
まずは一度、その未知の音を「味わって」みてください。
一口食べるまでは、そのフルーツが甘いのか酸っぱいのか、
本当にあなたに合わないのかは分かりません。
「食わず嫌い」を乗り越え、未知の音楽に触れることは、
以前のコラムでお伝えした通り、
あなたの「視野を広げる」ことに直結します。
自分と競うためではない、
あなたの人生を豊かにするための音楽を、私たちと一緒に奏でてみませんか?
野口 尚宏

