「食わず嫌い」はもったいない。ジャズも人生も、まずは「味わう」ことから。

温かみのある水彩画風アニメイラスト。音楽スタジオで、複雑なジャズの音の波(image_100.pngのような)を前に躊躇している大人の初心者の隣に、優しい白髪の男性講師(image_103.pngのような)が座っている。講師は複雑な波を指し示しつつ、もう一方の手で色とりどりの美味しそうなフルーツの盛り合わせを差し出しており、音楽を「味わう」ことのメタファーを表現している。初心者の表情は躊躇から好奇心へと変わり始めている。下部に「食わず嫌いはもったいない。ジャズを味わう、大人の時間。」という白い日本語テキストがある。

「ジャズは難しい」「クラシックは敷居が高い」

こうした言葉をよく耳にします。
そして、その後に「だから、そのジャンルは嫌い」と続くことがあります。
でも、その「嫌い」、本当に嫌いなのでしょうか?

もしかすると、その「嫌い」は、ただの「食わず嫌い」かもしれません。

おっしゃる通り、音楽において、
経験していないことを想像やイメージだけで決めつけて、
嫌いになってしまうのは、
ある意味、不遜であり、そして何より「もったいない」ことです。

その音楽の本当の姿、その音が紡ぎ出す空気感、
そのグルーヴが心に届く瞬間――。
それらを一度も体験せずに拒絶してしまうのは、
あなたの人生に現れるかもしれない「素晴らしい美しさ」の種を、
自ら摘み取ってしまっているのと同じです。

「難しいことは分からないから、そのことは嫌い」
これは、ある意味で正直な言葉ですが、
そこで思考を止めてしまうのはあまりに早急です。

あなたがその音楽を「難しい」と感じるのは、
その音楽の仕組みを知らないからかもしれません。
コードの構造や、リズムのパルスとビートの違いを知れば、
これまでノイズにしか聞こえなかった音が、
複雑で美しい曼荼羅のように見えてくるかもしれません。

私たちが得意とするのは、あなたが「難しい」と感じている壁を、
論理的かつ温かく取り除くことです。
感覚ではなく「地図」を渡すことで、未知の音楽の領域を、
安全に、そして楽しく冒険できるように導きます。

「知り尽くしているから嫌いだ」とか「やらない」はいいのです。
それは、ご自身の個性を形成する大切な判断です。

しかし、経験していないのなら、
まずは一度、その未知の音を「味わって」みてください。
一口食べるまでは、そのフルーツが甘いのか酸っぱいのか、
本当にあなたに合わないのかは分かりません。

「食わず嫌い」を乗り越え、未知の音楽に触れることは、
以前のコラムでお伝えした通り、
あなたの「視野を広げる」ことに直結します。

自分と競うためではない、
あなたの人生を豊かにするための音楽を、私たちと一緒に奏でてみませんか?

野口 尚宏


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