音楽を楽しむための「心の余裕」の作り方。時間の使い方がジャズに直結する理由。

温かみのある水彩画風のイラスト。デスクでノートパソコンのタスクをスマートに終え、笑顔でピアノへと振り返る大人の男性。空間に浮かぶアンティークの懐中時計から、黄金に輝く音符やジャズのコードネーム(Cmaj7、Dm7など)が溢れ出している。タスクを区切って生み出した時間の「余白」が、音楽を楽しむ心の余裕やジャズのアドリブ力へと繋がっていく様子を表現している。画像右下には「忙しい日々の中に、音楽の「余白」を作ろう。」というテキストが書かれている。

仕事や家事に追われる大人の生徒さんから、
時々こんな声をお聞きします。
「最近バタバタしていて、音楽を楽しむ心の余裕がありませんでした」。

そのお気持ち、とてもよく分かります。
なぜなら、音楽とは空間を彩るものであると同時に、
「時間の芸術」だからです。
自分の中に流れる時間をゆったりと味わう余裕がなければ、
音の響きも、リズムの心地よさも、心の中に入ってくることはありません。

心の余裕がない時は、無理に楽器に向かう必要はありません。
しかし、もし「いつか時間ができたらやろう」と思っているのなら、
少しだけ視点を変えてみる必要があります。
なぜなら、心の余裕とは「待っていれば自然にできるもの」ではなく、
自らの「時間の使い方」によって意図的に作り出すものだからです。

誰にでも、1日は平等に24時間しかありません。
その中で「音楽を楽しむための余白」を作るためには、
どうすれば良いのでしょうか?

答えは、ダラダラと時間を過ごすのをやめ、
「時間を区切ってタスクをこなす習慣」を作ることです。
「この仕事は15分で終わらせる」
「この家事はこの時間までにやり切る」と、
日常の中で自分に小さな締め切りを設けてみてください。
時間を区切ることで、人間の脳は集中力を高め、頭の回転スピードをグッと引き上げます。

そうして素早くタスクを処理し、意図的に生み出した「15分の余白」
その空白の時間こそが、あなたが心からリラックスして音楽を楽しむための
「心の余裕」へと直結するのです。

そして面白いことに、
この「時間を区切って頭の回転を速くする」という日常の習慣は、
そのまま「ジャズの即興演奏(アドリブ)」のスキルへと繋がっています。

ジャズのアドリブは、無限の時間の中で好きな音を弾いているわけではありません。
「このコードが鳴っている4小節の間」
「このリズムの枠組みの中」という、
厳密に区切られた時間(制約)の中で行われます。
次々と移り変わるコード進行という「タスク」を瞬時に把握し、
頭をフル回転させて最適な音を選び出し、制限時間内に表現する。

つまり、日常の仕事や生活で
「時間を区切ってタスクを素早くこなす習慣」がついている人は、
ジャズのアドリブにおける「瞬時の判断力」の素地がすでに出来上がっているということなのです。

岸和田のMusic Space サヴァサヴァでは、
音楽を単なる「趣味の作業」ではなく、
あなたの人生の時間を豊かにする「芸術」として捉えています。

忙しい毎日の中で、ほんの少しだけ時間の使い方を工夫し、
頭の回転を上げてみませんか?
そこから生まれた小さな「心の余裕」は、
あなたをジャズという自由で奥深い世界へ連れて行ってくれます。

日常のタイムマネジメントと音楽は、
決して切り離されたものではありません。
時間を味方につけて、
私たちと一緒に、あなたの24時間をより美しく響かせていきましょう。

野口 尚宏

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