楽譜やカラオケにはない、生きた音楽と繋がる場所へ。

温かみのある水彩画風のイラスト。居心地の良い音楽スタジオで、マイクを持って歌う女性と、ピアノを弾く男性が笑顔で優しく見つめ合っている。二人の間には光り輝く音符の帯が漂い、音楽を通じた対話を表現している。画像下部には「生きた音楽との「対話」。」というテキストが書かれている。

「音楽をもっと深く楽しみたい」
そう思い立って教室を探し始めたものの、どこかしっくりこない。
そんな「音楽教室迷子」になっていませんか?

クラシックピアノ教室の門を叩いてみたけれど、
一音の狂いも許されないような厳格な空気に息が詰まってしまった。
あるいは、ボーカル教室に行ってみたけれど、
用意されたカラオケ音源に合わせて一人で歌うだけで、なんだか孤独を感じてしまった。

どちらも素晴らしい音楽の形ですが、
あなたが心の奥底で本当に求めていたのは、
「ひとりで完璧に仕上げる音楽」ではなかったのかもしれません。

少し想像してみてください。
クラシックの演奏やカラオケ音源に合わせて歌うことは、
美しく完成された「台本」を、一人でステージに立って朗読するようなものです。
あらかじめ決まったテンポ、決まった結末に向かって、正確に歩みを進める美しさがあります。

しかし、私たちが日常で心を満たされるのは、
台本のある朗読よりも、気のおけない友人とコーヒーを飲みながら交わす、
とりとめのない「会話」ではないでしょうか。

相手の言葉に頷き、ふいに笑い合い、時には沈黙さえも心地よく共有する。
相手の息遣いによって、自分のテンポや声のトーンも自然と変わっていく。
あなたが音楽に求めていた「楽しさ」や「深さ」の正体は、
この予測不可能な生きたコミュニケーション、
つまり「アンサンブル(共演)」だったのではないでしょうか。

ジャズピアノや洋楽ボーカルの醍醐味は、
まさにこの「会話」にあります。

用意された冷たい電子音のトラックではなく、
目の前で呼吸をしている人間の弾くピアノやベースに合わせて歌うこと。
あるいは、ボーカリストの感情の揺れ動きに寄り添いながら、
ピアノの伴奏の強弱を瞬時に変えていくこと。

そこでは「間違えないこと」よりも、
「相手の音をどう聴き、どう応えるか」が何よりも大切にされます。
相手が少しテンポを遅らせたら、
焦らずにその間(ま)を一緒に味わう。
相手が力強く歌い上げたら、こちらも呼応するように豊かな和音を響かせる。

生の楽器同士が重なり合い、
その瞬間にしか生まれない「音の対話」を交わしたとき、
一人では決して辿り着けなかった深い感動と、
誰かと深く繋がったという温かい喜びが押し寄せてきます。

岸和田のMusic Space サヴァサヴァは、
ただ技術を教え込む場所ではありません。
あなたが「生きた音楽の会話」を楽しむための、
温かいリビングルームのような存在でありたいと願っています。

「まだ初心者だから、誰かと合わせるなんて無理…」
と臆病になる必要は全くありません。
会話のキャッチボールは、上手い下手に関わらず、
相手を思いやる気持ちさえあれば誰でも成立するものです。
不器用な言葉(音)でも、一生懸命に伝えようとする姿こそが、
最高のアンサンブルを生み出します。

クラシックでもない、カラオケでもない。
血の通った生の楽器と一緒に、
あなただけの音楽を奏でる喜びを見つけてみませんか?
スタジオの扉を開けて、
あなたと音で「会話」できる日を、心待ちにしています。

野口 尚宏