今年ももうすぐ終わりですね。
令和時代を迎えて、当教室も転換期を迎えている気がします。
教室を始めて20年という節目の年に教室としての大きな成長を感じる事ができた1年でした。
この20年の間に本当に沢山の方との出会いと別れがありました。
一度、教室を離れた生徒さんも復帰される事もありますが、ほとんど場合戻られる事はありません。
この事は生徒さんご自身の様々なご事情と僕自身の未熟さもありますが、音楽教室のあり方もあると思うのです。
来年はその事を突き詰めて考える必要があると思っています。
生徒さんにとって、音楽の存在とは何か、音楽技術を磨く事の意味と価値が人生にどう影響するのかを考えないといけないと思っています。
音楽を始めるきっけは些細な事でも良いですし、憧れのアーティストみたいになりたいでもいいでしょう。
しかし、音楽を続けていく上で大事な事は音楽そのものが好きである事が何より大事だと思います。
当教室は芸能プロ養成所などによくありがちな「君もプロの道へ!」とかそんな宣伝文句を謳っている教室ではありません。
幾度となくここでも申し上げておりますが、音楽が好きな方、もしくはもっと音楽が好きになりたい方が当教室には向いていると思います。
今までお越しになられた生徒さんの中には、音楽を生業として行かれた方もいらっしゃいます。
しかし、それは僕の指導が良いとか教室がどこかのプロダクションと繫がっているからとかそういう理由ではありません。
音楽の基礎的な技術を学び、あとはご自身でその道を切り拓いた方だと思います。
音楽は年齢や性別、育った環境に関わらず、平等であるべきだと僕は考えます。
音楽を通じて、自らの感性を磨き、音楽を楽しみたいという方、
心よりお待ちしています。
何より音楽の素晴らしさに気づく事、生きている人間が生の音を聴き合い音を合わせる事の素晴らしさをお感じ頂ける事と思います。
今年もお世話になりました。
来年もMusic Space サヴァサヴァをよろしくお願いいたします。
野口 尚宏
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