音を出すことは、自分に触れること
心が疲れたときほど、音楽に触れてみてください。
でも、ただ「聴く」だけではない方法があります。
それが「音を出す」ことです。
ジャズピアノで1音だけ弾いてみる。
お気に入りの曲を口ずさんでみる。
楽器がなくても、テーブルを叩いてリズムを感じてみるだけで十分です。
感情は、音に乗せると自然に出てくる
言葉にならない気持ちこそ、音にしてみましょう。
悲しい日、疲れた日、怒りが込み上げてくる日。
そんなときに鍵盤を鳴らすと、なぜか心が少し軽くなるのです。
上手く弾ける必要はありません。
音を出すことで、自分の内側と対話できるからです。
聴く癒しと、表現する癒しのちがい
音楽には「受け取る癒し」と「表現する癒し」の両方があります。
Endelやヒーリング音楽のように、静かに聴いて安らぐ時間も大切。
でも、そこから一歩進んで、自分から音を出すこともしてみてください。
それは、ジャズの即興にも似た、小さな感情の解放です。
何も浮かばない日でも、ただ鍵盤に触れるだけでもOKです。
野口 尚宏