パルスって何?“感じるリズム”の正体とは

年齢も人種も異なる4人が緑豊かな小道をリズムに乗って歩いている写真。背景には音符と心拍のようなパルス線が描かれ、音楽的な一体感を表現している。

「パルス」って何のこと?

パルス(pulse)とは、
音楽の中で感じる“等間隔のビート”のこと。
メトロノームのように正確なものというより、
「体が自然に刻むビート」と言った方が近いかもしれません。


拍とパルスの違い

「拍」は譜面で示される音の単位、
でもパルスは“感じるリズム”
例えば、ゆっくりしたバラードを聴いていても、
体の中では細かくビートを刻んでいたりしますよね?それがパルスです。


パルスがあるからノれる

ノリやグルーヴが生まれるのは、
パルスを感じているから。
演奏がズレてもパルスを共有していれば、
音楽は自然とまとまります。
逆に、音は合っているのにバラバラに聴こえるときは、
このパルスがずれているのかもしれません。


サヴァサヴァでのレッスン

サヴァサヴァでは、
拍を読むより“感じる”ことを大事にしています。
手拍子、ステップ、シンプルな伴奏の繰り返しで、
パルス感を体に染み込ませていきます。
拍を数えるのではなく、自然と出てくる感覚を育てましょう。


「正確」より「気持ちいい」リズムを

パルスが整えば、
気持ちのいいリズムになります。
それは人と演奏するときに一番大切なもの。
技術よりも感覚を。
音楽を“感じる”ところから始めてみませんか?

野口 尚宏