「楽しい」が先、「上達」は後。努力を努力と思わない、最強の近道

笑顔で楽器を演奏する人の周りに、楽しさを象徴する光や花びらが舞い上がり、自然と体が持ち上げられていく様子:楽しさが上達を連れてくる

「もっと練習して上手くならないと、演奏を楽しめない」
真面目な方ほど、そう考えて自分を追い込んでしまいがちです。

しかし、これは大きな誤解です。
音楽の神様は、「楽しんでいる人」を優先的に上達させてくれるのです。

「努力」が「夢中」に変わるとき

嫌々やる1時間の練習と、面白がって遊ぶ1時間のセッション。
どちらが上達するでしょうか? 答えは明白、後者です。

脳科学的にも、人は「楽しい」「好きだ」と感じている時にドーパミンが分泌され、
記憶力や学習効率が飛躍的に高まると言われています。
楽しんでいる時、私たちは「努力」をしている感覚がありません。
ただ「夢中」になっているだけです。
この「夢中」の状態こそが、最強の学習モードなのです。

上手くなるから楽しい、の前に

  1. 楽しいから、楽器に触りたくなる。
  2. 触る時間が増えるから、自然と上手くなる。
  3. 上手くなるから、もっと楽しくなる。

このポジティブなループに入ることができれば、
もう挫折することはありません。
逆に「上手くなるために(辛いけど)弾く」という入り方をすると、
どこかで燃料切れを起こしてしまいます。

「間違えたらどうしよう」と縮こまる必要はありません。
まずは、音が出る喜び、リズムに乗る快感を全身で味わってください。

あなたが笑顔で楽器に向かった瞬間、
上達への扉はすでに開かれています。

野口 尚宏