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ボーカリストも楽器を、楽器奏者もボーカルを──音楽表現が広がる学び方
ボーカリストが楽器に触れるメリット ボーカリストが表現力アップを目指すうえで、ピアノやギターなどの簡単なコード楽器に触れることはとても効果的です。 コード進行やフォームを理解することで、「どう歌うか」ではなく「なぜそう歌うか」の根拠が明確... -
英語の歌は母音でつなぐ──滑らかな発声が表現力を高める
英語は「子音の言語」でも「歌は母音でできている」 話す英語では子音の発音が重視されますが、英語の歌 発声においては、母音の流れが音楽の命になります。 たとえば「love」や「time」などの単語も、歌では“l・v”や“t・m”よりも、“ah”“ai”といった母音の... -
左手の小指が鍵!コードを安定させる弾き方の基本
両手コードの基本は「土台から」 ジャズピアノ コードを練習する際、まず覚えたいのは「下から積む」感覚です。つまり、1度3度5度7度を両手で弾くとき、左手の小指=ベース音から意識して弾くことで、コード全体の安定感が変わります。 左手の小指が「重力... -
誰か一人に届けるつもりで弾く・歌う──表現が変わる意識の持ち方
「誰かのために弾く」という気持ちが演奏を変える 練習や本番で緊張したり、表現に迷ったりするとき、心に置いてほしいのがこの意識です。 一人に届ける演奏──たとえば大切な友人、家族、生徒さん。誰か一人の顔を思い浮かべて、ピアノを弾いてみてくださ... -
ドレミから卒業!CDEで音をとらえる習慣が音楽力を広げる
ドレミで覚えるクセが音楽の幅を狭くする? 多くの日本人は「ドレミ」で音を覚えてきました。でもこの方法は、相対的な感覚には強くなれても、移調やコードの理解には弱くなることがあります。 本格的に音楽を深めたいなら、CDE 音名トレーニングを始める... -
リズム感は“共感力”から生まれる──正確さよりも心で感じること
「ズレてる」だけが問題じゃない リズム感 鍛え方を考えるとき、「速い・遅い・正確さ」にばかり気を取られがちです。 でも実際の演奏では、それよりも「相手のタイミングを感じて、自分を合わせる心」が大切です。 共感がなければ“ズレたまま” たとえばア... -
ジャズは対話の音楽──満足感は自己表現+コミュニケーションで生まれる
自分だけで完結しない音楽 ジャズ 即興 対話の最大の魅力は、「自分の音を出しながら、相手の音も聴く」ことにあります。 クラシックのように譜面があらかじめ決まっている音楽とは違い、ジャズは音楽 コミュニケーションを前提にしたジャンルです。 自己... -
人生経験が深まるほど、音楽も深くなる ─ ピアノと歌に表れる“生きた響き”
音に「年齢」が出る──それは美しいこと 音楽と人生経験は、切っても切れない関係にあります。若いときに出せるフレッシュさも魅力ですが、年齢を重ねていくごとに、音には“生きた温度”が乗るようになります。 ピアノの音色に宿る、優しさと余裕 経験を重ね... -
コードを滑らかにつなぐコツ:押さえる時間は長く、移動は素早く
コードの切れ目」が演奏を不安定にする コードチェンジ コツを身につけたいとき、最も多い悩みが「次のコードにうまくつながらない」というものです。 これは多くの場合、押さえている時間が短くなり、移動が長くなることで“音の間”ができてしまうのが原因... -
メトロノームが消えたら正解?リズム感をつけるシンプルな練習法
リズム感は「感じる」だけでなく「揃える」こと リズム感 鍛え方というと、ノリやグルーヴのイメージが先行しがちですが、実は「正確に合わせる感覚」がまず必要です。 ピアノなどの鍵盤楽器では、少しでもズレるとリズムが“転がる”ように聴こえてしまいま...