「間違えない」より「止まらない」ことが大切
ジャズは、音を即興で紡いでいく芸術です。
そのため、間違いを恐れていては前に進めません。
重要なのは「正しく弾く」ことよりも、
音が鳴った瞬間から、演奏が終わるまで気持ちを維持し続けること。
どんな音が出ても、それを音楽としてつなげる力がジャズの本質です。
演奏中の「心のリズム」を止めない
たとえ間違った音が出ても、その音を生かすのがジャズ。
演奏を止めてしまうと、音楽の流れも、聴き手の心も途切れてしまいます。
大切なのは、諦めない気持ちでリズムを保ち、最後まで音楽の流れを信じること。
その姿勢が、演奏全体を豊かにしていきます。
初心者ほど「気持ちを切らさない練習」を
当教室では、ジャズ初心者の方が多く通われています。
最初は不安もありますが、
「ミスしてもいい」「最後まで弾ききる」ことを大切に指導しています。
音を続ける勇気が、自信と音楽性を育てていくのです。
上達の第一歩は、音を止めない勇気にあります。
野口 尚宏