リズムはタイミングだけではない
多くの人はリズムを「音のタイミング」として捉えがちです。
しかし、リズムを本当に豊かにするのは、
タイミングに加えてアクセントをどうつけるかという要素です。
アクセントが生み出すグルーヴ
同じタイミングで音を出しても、強弱や抑揚が違うと聴き心地は大きく変わります。
特定の拍や音にアクセントを置くことで、音楽は生き生きとし、
聴き手に自然なグルーヴを感じさせます。
歌や演奏における実践
- 歌詞の意味を考え、重要な言葉にアクセントをつける
- 伴奏ではベースやドラムの強調部分を意識する
- メトロノーム練習の際も、拍の「強い」「弱い」を感じながら取り入れる
タイミングとアクセントのバランス
タイミングが正確でもアクセントがなければ平坦に聴こえます。
逆に、アクセントだけが強すぎてもリズムは乱れます。
両者のバランスが取れてこそ、音楽に自然な流れが生まれるのです。
野口 尚宏