楽器奏者が「歌う」意味とは？
楽器奏者が歌の練習をすることに違和感を覚える方もいるかもしれません。
でも実は、歌を歌うことは「音楽を身体で理解する」ための非常に効果的な方法なのです。
耳を鍛え、表現力を育てる
声でメロディをなぞることは、耳を鍛える最高の練習です。
自分が出した音に敏感になり、音程感覚やリズム感も自然に磨かれていきます。
心のこもったフレーズを奏でるために
楽器で演奏する際、ただ正確な音を出すだけでは表現力は育ちません。
歌の練習を通じて「息の流れ」「言葉の意味」「感情の乗せ方」を体験することで、
楽器演奏にも深みが加わります。
ジャズにも通じる「声」の感覚
特にジャズでは、歌詞やスキャットのように「声」を意識したアプローチが欠かせません。
歌を知っている奏者は、より人の心に届く演奏ができるようになります。
まずは口ずさむことから
難しく考えず、まずは自分が演奏するフレーズを口ずさんでみるところから始めましょう。
楽譜の前に歌がある。
そんな感覚が身につくと、音楽はもっと自由で豊かになります。
音を「奏でる」だけではなく、音を「感じる」ために。
楽器の技術だけでは表現できない世界があります。
歌を通して、その一歩先の音楽に触れてみませんか？
本気で音楽に向き合いたくなったら、ぜひ当教室へお越しください。
野口 尚宏