誰よりも“音”を伸ばすということ

若い男性が音を伸ばす練習をしている様子。ロングトーンとレガートの基礎練習に取り組むイメージ。

毎日の小さな行動が未来を変える

少しだけ早く起きる、軽い運動を続ける、
毎日10分だけ英語を聞く。
そんな積み重ねが、自分を変えていく力になります。
音楽も同じです。

音や声をしっかり伸ばすということ

誰よりも音を伸ばす、声を伸ばす。
その行動は、単に音を出すことではなく、
自分の意識を引き上げる練習になります。
ロングトーン(1音をしっかり伸ばす練習)は、
ただ退屈な基礎練習ではなく、
自分の音を聴き、整え、育てる時間です。
レガート(音を滑らかにつなげる)もまた、
感情とテクニックの両方を磨くうえで欠かせない要素です。

技術以上に大切な「意識」の変化

音楽の上達に最も必要なのは、
「やるぞ」と思う自分の意識。
それを育てるのが、
「誰よりも音を伸ばす」「1音を大切にする」習慣です。
ロングトーンやレガートは、単に音の練習ではなく、
“心を音に乗せる”準備運動でもあります。

ほんの少しだけ、誰かより頑張ってみる

周りの人よりもほんの少しだけ頑張る。
それだけで、自分への信頼感=自信が生まれます。
演奏でも発声でも、
まずは「しっかり音を出す」「つなげて歌う」ことから始めましょう。
ロングトーンやレガートの積み重ねが、
あなたの音楽を変えていきます。

野口 尚宏