ピアノ演奏の基礎は体全体
ピアノを弾くとき、多くの人は指の力に頼りがちです。
しかし、美しい音を出すには腕や肩、
体幹を含めた体全体の重みを鍵盤に伝えることが必要です。
体重のかけ方が響きを決める
正しい体重のかけ方を身につけると、
音が軽くならず、深みのある響きを作れます。
腕の重さを自然に鍵盤に乗せることで、無理のない演奏が可能になります。
実践のポイント
- 肩や腕の力を抜き、自然に下へ落とすイメージを持つ
- 指先だけでなく、腕全体の重みを鍵盤にのせる
- 椅子の高さを調整し、体のバランスを安定させる
- 鍵盤対して少し斜め前に向かっていくように体重をかける
表現力を広げるために
体重を上手に使えば、ピアノはより豊かな音色を奏でます。
強弱の幅も広がり、繊細さと力強さを両立した表現が可能になります。
野口 尚宏