ピアノ演奏や他の楽器の演奏において、楽譜に書かれた音符を読む能力は音楽を奏でる上で重要なスキルです。
また、時間効率を考えてみても初見演奏能力(楽譜を見てすぐ正確に演奏する能力)も問われます。
しかし、重要なのは初めて目にする楽譜が音楽として完成されたものになり得るかどうかです。
この点を考えると、初見演奏能力の重要性には限界があります。
譜面に書かれたものを読み込んで練習を積み重ねることにより音楽が成熟していきます。
一方、即興演奏では事前に決められた要素が少ないため、
楽譜を読み込むよりも演奏しながら音楽を創造してくことが重要です。
最低限の要素で音楽を形作る中で、演奏者は膨大なメロディやリズム、ハーモニー感覚を持ち、
共通の認識を持って音楽を進めていきます。
初めは簡単なことから始めることが大切です。
簡単なメロディを変化させながら演奏を重ねることで、音楽として成立させていくわけです。
つまり楽譜に表現された緻密なものでも、ラフなものでも、音楽は成立するのです。
当教室では主に後者の要素に重きを置いた教室です。
大阪、岸和田で本格的なジャズに特化した音楽教室で音を合わせる楽しさを味わい方、
お待ちしております。
野口 尚宏