英語とジャズ──リズムと即応の共通性
英会話には、イントネーション(抑揚)・ストレス(強弱)・タイミングといった“音楽的要素”がたっぷり含まれています。
これらは音楽用語でいうプロソディと呼ばれ、メロディとリズムを持って“話す”感覚を生み出します 。
即興の脳処理:話すことも演奏することも似ている
ジャズ即興中は、構文や文法を司るブローカ野が活性化し、同じ脳領域がフレーズを組み立て、即時に反応する力を使います 。
これは会話で相手の言葉を理解・応答するのと極めて近い神経メカニズムです。
繰り返しとパターン認識が言葉も音楽も支えている
ジャズでは、コード進行やリズムパターンを組み合わせて演奏します。
同様に言葉も、構文・フレーズ・イントネーションのパターンを使って話が構築されます
会話=セッションのような即興コミュニケーション
ジャズでのセッションでは、相手のフレーズを受けて返す“対話”が基本です。
同じように英会話は話す→反応→返答の応酬で成り立つ即興的な演奏です 。
言語学習にもリズム感は重要
リズム感が良い人ほど、文法理解力やイントネーションの使い分けが優れているという研究もあります 。
リズムを身につけることは、言葉を話す音楽性も育ててくれます。
英語とジャズの習得が育む“即興力”
英会話のリズムに慣れるほど、相手の言葉を待って自然に返す“即応力”が養われます。
ジャズのインプロビゼーションの練習も、同様にコード・リズム・即興力をバランスよく鍛えます。
教室での取り組み例
当教室では、英語の歌詞のリズムからボーカルのリズム感を大切にするレッスンを実施中。
英語のリズム感を音で体感しながら、自然な会話力と音楽性を同時に育てます。
野口 尚宏