自分で音を決める力──音楽の本質は“選択”にある

音楽では自分で音を決める能力を育てることが大切です

音楽は「指示通りにやる」ことではない

譜面に書かれた音、コード進行、メロディ。
それらを正しく演奏することも大切ですが、
音楽における判断力として本当に求められるのは
「今、どんな音を出すべきか」を自分で選ぶ力です。

それはクラシックでも、ポップスでも、
そしてジャズのような即興演奏では特に重要です。

音の高さではなく「どう弾くか」

同じCの音でも、「強く弾くか、優しく弾くか」
「長く伸ばすか、短く切るか」で印象はまったく変わります。

音を選ぶ能力とは、ただ「正しい音程」を弾くことではなく、
「どう響かせるか」を判断すること。演奏とは“選択の連続”なのです。

即興演奏は「自分で決める力」の連続実践

即興演奏 表現力の本質は、「今この場で、どの音を鳴らすか?」
という問いに対して、毎瞬答え続けることです。

不安もありますが、その分だけ自由度があり、
そこに音楽の生きた喜びがあります。

決められた中でも“選べること”はある

クラシックや既存曲でも、「ここでペダルを使う?」
「テンポを少し緩める?」「音量を変える?」など、
演奏の中で自由の余地は常にあります。

だからこそ、どんなジャンルであっても、「音楽を自分で考える力」は不可欠です。

サヴァサヴァでは「自立した音の選び方」を育てます

Music Space サヴァサヴァでは、「答えを与える」のではなく、
「一緒に音を探す」レッスンを大切にしています。

音楽教育 自立性を育てることで、即興だけでなく、
すべての演奏に自分の軸を持てるようになります。

野口 尚宏