今日、教室始まって初の小学6年生の女の子が生徒さんとして入ってくれた。
勿論、お母さんと一緒に体験レッスンに来られたのだが、
大人のレッスンの経験しかない僕には若干不安な要素があった。
今までも子どもさんの問い合わせや見学がなかったわけではない。
何故今までレッスン開始まで至らなかったか。
それは大体親御さんとお子さんの温度差の違いからだった。
子どもさんはイマイチやる気がないのに、なんか連れて来られたみたいな感じ。
しかし、今日の子は違ったよ。
クラッシックピアノを習っていたと聞いていたし、
6年生だったら、譜面も全く読めなくはないだろうと思って、
いきなり、F blues (Now’s the time)を弾かせ、バッキングもやってもらった。
「どう?」って聞いたら。
「楽しい。」だって。
子どもさんの方からやりたいとのこと。
お母さんも「別に上手くピアノを弾かせたいとかそんなんじゃなく、感性の豊かな子どもに育って欲しいので。」というのがうちへ来て頂いた理由らしい。
そうだよね。
そうなんだよ。
上手く弾けるから、格好良いとかそんなことは後から付いてくること。
当教室初となる小学生の生徒さんは自分から興味のあることをはっきり言える
なかなかしっかりした負けず嫌いなコだ。
「どんな音楽したい?」って聞いたら、
「誰も弾けないような難しそうなやつ。」だって。
あとは、僕の問題。
どこまで彼女の感受性をくすぶるか、音楽に対しての思いに火をつけるか。
大変そうだけれど、やり甲斐はある。
楽しみだ。