リズム感は音楽において非常に重要な要素です。特にジャズでは、リズムの裏を感じ取ることが求められます。
このスキルを向上させるための一つの方法として、手拍子の裏を取るエクササイズがあります。
今回は、餅つきの伝統的な場面を例に挙げながら、このエクササイズの効果と方法について解説します。
餅つきのリズム:つく人と整える人の協力
餅つきの光景を思い浮かべてください。
餅をつく人(杵を使う人)と形を整える人(手で餅を回す人)がリズミカルに交互に動きます。
この連携は、二人が互いのリズムを正確に感じ取り、タイミングを合わせることで成り立っています。
特に、整える人はつく人のリズムの裏を感じ取りながら動きます。
これがリズム感の基本的な考え方と非常に似ています。
手拍子の裏を取るエクササイズの方法
- 基本の手拍子: まずは、一定のテンポで手拍子を打ちます。例えば、「1, 2, 3, 4」というカウントで「1」と「3」に手拍子を打ちます。
- 裏拍を感じる: 次に、「2」と「4」のカウントで手拍子を打ちます。
これは「表拍」に対して「裏拍」と呼ばれ、ジャズのリズム感を養うためには欠かせない要素です。 - 餅つきの動きをイメージ: 餅をつく人が「1」と「3」に動き、整える人が「2」と「4」に動く様子を思い浮かべながら手拍子を続けます。これにより、裏拍をより自然に感じ取ることができます。
- メトロノームを使用: メトロノームを使ってテンポを一定に保ちながら練習します。
テンポを徐々に速くしたり、遅くしたりして変化をつけることで、
どんな速度でも裏拍を感じ取れるようになります。
エクササイズの効果
このエクササイズを続けることで、リズムの裏を自然に感じ取れるようになります。
餅つきの例を通じて、リズムの協調性やタイミングの重要性が理解しやすくなり、
実際の音楽演奏においても応用しやすくなります。
まとめ
リズム感は一朝一夕で身につくものではありませんが、こうした具体的なエクササイズを日常的に取り入れることで、確実に向上させることができます。
是非、試してみてください。
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野口 尚宏