ボーカリストも楽器を、楽器奏者もボーカルを──音楽表現が広がる学び方

マイクの前で歌う女性と、背後でギターを弾く男性のデュオ演奏風景

ボーカリストが楽器に触れるメリット

ボーカリストが表現力アップを目指すうえで、
ピアノやギターなどの簡単なコード楽器に触れることはとても効果的です。

コード進行やフォームを理解することで、
「どう歌うか」ではなく「なぜそう歌うか」の根拠が明確になります。

楽器演奏者が声を出すと「歌えるフレーズ」になる

一方で、楽器演奏者がボーカル練習を行うことで、
無機質な演奏が“歌心”を帯びてきます。

自分のフレーズを実際に「歌ってみる」ことで、
ブレスや間合いの感覚が自然に身につき、
フレーズ感を育てるうえでも大きな助けになります。

相互に学ぶことで“耳”と“意識”が変わる

相互トレーニングにおける 音楽教育の中で、
ボーカルは“旋律を届ける視点”を、
楽器は“構造や支えの視点”を学びます。

それぞれが逆の立場を体験することで、
音楽の“対話”や“支え合い”の感覚が育まれていきます。

即興やアンサンブルの幅も広がる

ジャズの世界では、
演奏者が“歌える人”であることが求められる場面も多くあります。

ジャズ即興 表現力を育てるうえでも、
声と楽器の両方から音楽にアプローチすることで、
即興的な表現や応答力に深みが出てきます。

サヴァサヴァでは「越境する学び」をサポートします

Music Space サヴァサヴァでは、
ピアノ+ボーカル、作曲+演奏など、
枠を越えたレッスン設計を大切にしています。

「楽器をやっているけど歌は苦手」「歌っているけどコードがよくわからない」
そんな方こそ、新しい扉を開くチャンスです。

野口 尚宏