ネットに溢れるボイトレの情報について。

前回のブログで新しいボイトレエクササイズを見つけたと書いたが、
最近はネットの普及で殆どの情報がある程度正確に手に入る。
これはとても有り難い事だ。
時として知りたくもない情報も入ってきて、混乱する事もあるが。

音楽に限らずYoutube等で見つけた動画にはかなりいろんな情報が満載で
これらの事を全部理解し実践する事でかなりの力が身につく。
ただこの時注意しなければいけないのは、その情報の取捨選択を間違うとかえって混乱する事だ。
ことボイトレに関してのネットの情報で感じた事は
ほぼ8割方高音の出し方を解説している動画が多い事だ。
高い音が出せる事は確かに良いことだ。
それが楽に無理なく出せるとなるとよりいい。
実際僕も最近見つけたボイトレのメソッドも高音が力強く無理なく出せる発声エクササイズだし。
しかし、ただ高い声が無理なく出せても、
いや低音域から中高音域までバランス良く美しく出せたとしても
そこに音楽的な美しさがなければ、殆ど意味がない。 

あと肝心なアンサンブル、特に即興演奏のアンサンブルに関しては殆ど記載されていない。
エクササイズ的なものはたくさんあるが、
それらは一つのサンプルであって、生きた即興演奏はそういうものではない。

それはそうだ。
ネットは一人で観るもの。
動画だけでは伝える事は出来ない。
音楽は同時進行的に音を聞き合って同じ空気の中で作るものだからだ。

ただネットの普及により、膨大な知識が手に入る事には便利と言わざるを得ない。
一人一人の技術は向上している。
特に楽器奏者の演奏技術は年々向上している。
しかし、それは一人で演奏する分にはということだ。
アンサンブルにおいては稚拙になってきている気がする。

皮肉にもネットによる情報の氾濫で一人遊びが得意になるあまり
リアルなコミュニケーション能力が著しく低下していると言わざるを得ない世相と
音を聞き合う事が苦手な音楽をやる人たちの身勝手さがリンクしているようだ。

ずばり言おう。
ただやかましいだけの騒音(身勝手な音)は要らない。
美しいノイズはいいけどね。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です