トランペットが面白い。

最近、毎日トランペットを吹いている。 
何年か前に買った安物のトランペットで、 
買ってからしばらく吹いていなかったが、 
吹奏楽の指導をするようになって、 
再開してみたら、これがなかなか面白い。 
ボーカルにおける発声と基本的には重なるところが多いようで、 
最初から音が出たが、キレイで安定した音となるとなかなか難しい。 
で、初心に返ってリップスラーや音階練習を続けるうちに、 
簡単な曲のメロディくらいは吹けるようになった。 
まあ、音はまだまだだが、力を入れなくても音が出るようになってきた。 

ピアノのようにキレイに調律された音を奏でる楽器ではないトランペットは 
一音一音を本当に集中し、確信をもって吹かなきゃならない。 
この点ではボーカルもそうだが、歌詞があるボーカルとは違い、 
歌詞がない一つの音そのもので勝負する金管楽器や木管楽器で構成された吹奏楽は 
凄いなあと思った。 
(でも、よくよく考えてみると、完全に調律された音で演奏する楽器の方が少ない。バイオリンだってチェロだって弦楽器はだいたいそうだ。) 
作音楽器であるが故に正しい音がなるまでにかなりの鍛錬を必要とする。 
でも、この地道な作業は結構自分に合ってるのかもしれない。 

で、本来はこういう練習は邪道かもしれないが、 
CDをかけながら、音が何であるか確認するまえに音を鳴らして、 
ひとりセッションをやったりする。(暗いね涙 
その音がドであるとかレであるとかはあまり考えず、 
ひたすら頭の音をトランペットに求める。 
運指が違っていてもそれなりに音は出るので、 
一番鳴りやすい運指の音が正しい音であろうから、 
そうやって音を確かめつつ、主旋律や対旋律を探っていく。 
これが結構楽しかったりする。 
ひたすら不器用に音を綴っていく。 
音楽を作る作業ってこういうことなのかなあ。 

頭にある音をひたすら楽器で探す。 
スケールやコード、調性やドレミはそこにはなく、 
論理的な思考も一切ない。 
とても原始的なやり方だが、これが音楽のあり方なのかもしれないと思ったりする。 

最初からキレイな音はなく、美しい音を求めないと音が出ない。 
当たり前の事だが、改めてトランペット、音楽って凄いなあと思った。

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