ジャズは修行ではない!楽しみながら上達する秘訣

音楽を楽しむことが上達の近道

ジャズを練習する際に「修行」だと感じてしまう人も多いかもしれません。
しかし、音楽は楽しむことでこそ身につくものです。
練習が苦痛になってしまうと、せっかくの学びの機会が台無しになりかねません。
この記事では、ジャズの練習をもっと楽しく、効果的にするためのヒントをご紹介します。

ジャズ練習=自己表現の場

ジャズの魅力は何と言っても即興演奏(インプロビゼーション)です。
これは、ただ技術を磨くだけでなく、自分自身を表現する場でもあります。
例えば、練習中に自分だけのフレーズやアドリブを作ることは、創造性を高める素晴らしい方法です。

また、「間違えてはいけない」というプレッシャーを感じる必要はありません。
むしろ、失敗から学ぶ姿勢が大切です。音楽は自由であるべきですし、
その自由さがジャズの本質でもあります。

楽しむための工夫を取り入れる

練習を楽しくするためには、いくつかの工夫が役立ちます:

  1. 好きな曲を練習する:興味のある曲や憧れのアーティストの楽曲に挑戦すると、モチベーションがアップします。
  2. 仲間と一緒に練習する:セッションやグループでの練習は、コミュニケーション能力やリズム感を養うだけでなく、楽しさも倍増します。
  3. 短時間集中型の練習:長時間ダラダラと練習するよりも、20~30分程度で集中して取り組む方が効率的です。
  4. ご褒美を設定する:目標を達成したら自分にご褒美をあげることで、やる気が持続します。

プレッシャーから解放されよう

「練習しないと上手くならない」「人前で失敗したくない」
といったプレッシャーは、音楽から楽しさを奪います。
ジャズは義務感ではなく、自分自身が心から楽しむために演奏するものです。
プレッシャーを手放し、「自分のため」に演奏することが大切です。

音楽は人生を豊かにするもの

ジャズは単なる技術ではなく、人生そのものを豊かにしてくれる存在です。
だからこそ、「修行」だと思わず、自分らしく楽しむことが重要です。
音楽との向き合い方を少し変えるだけで、練習時間がもっと充実したものになります。

野口 尚宏