ジャズライブの現状と課題
近年、リアルなジャズライブだけで活動を続けるのは難しくなっています。
コロナ禍以降、アフターコロナ後も観客動員数の減少やオンラインへの移行が進み、
アーティストは新しい活動スタイルを模索せざるを得ません。
音楽教室へのシフトと継続的な活動
私は20年以上前に、自身のライブ活動を控え、
音楽教室でジャズを教えることに専念しました。
しかし、自分の演奏活動を完全に諦めたわけではありません。
月1回のセッションを通じて、ジャズという音楽に詳しくなくても、
なんだか面白そうと感じてくださる生徒さんの方々にジャズの楽しさを伝え続けています。
YouTubeライブという新たな挑戦
最近では、YouTubeライブを始め、毎日ショート動画で即興演奏をアップしています。
まだ小さなアカウントのチャンネルですが、
これからの時代は「分かる人だけ分かればいい」という考え方ではなく、
多くの人々に寄り添うことが重要だと感じています。
ジャズで心に寄り添う活動を目指して
人々の気持ちは日々変化します。
その変化に応じて、ジャズという音楽でしかできない表現方法を模索し続けることが、
これからのアーティストに求められる役割だと考えています。
リアルとオンラインを融合させた新しい形で、ジャズの魅力を広げていきたいと思います。
このような取り組みは、ジャズだけでなく他ジャンルにも応用可能です。
時代の変化に適応しながら、自分らしい音楽活動を続けていきましょう。
野口 尚宏