コードを「曲の順番」で覚える危険性
曲をコピーしているうちに、コード進行をそのまま丸暗記してしまう…。
そんな経験はありませんか？確かに曲の練習にはなりますが、
コードの覚え方としては少し危うい方法です。
コードを「順番」で覚えると、応用が効かず、
似たようなコード進行に出会ったときに対応できなくなる恐れがあります。
単体でコードを理解する意味とは？
コードは一つひとつに意味があります。
Cメジャーなら「明るさ」、Cmなら「切なさ」など、和音が持つキャラクターを知ることが、
ジャズピアノや作曲の深い理解につながります。
コードを単体で「音」として聴き分けられること。
これが即興演奏やアドリブ、他ジャンルへの応用力にもつながっていきます。
分析力を養えば、初見にも強くなる
コードを単体で覚え、その「機能（トニック・ドミナント・サブドミナントなど）」や「役割」を理解していくと、曲の構造が見えるようになります。これは耳コピにも、譜面を読む力にもつながります。
音楽理論 初心者にも、「順番」ではなく「意味」で覚えるアプローチが有効です。
練習は「コードの聴き比べ」から始めよう
たとえばC、F、G7のコードをひとつずつ弾き比べてみましょう。
その響きの違いや、コードが持つ雰囲気を体感的に覚えることが、
のちのコード進行 理解の助けになります。
また、実際に自分で簡単な進行を作ってみるのもおすすめです。
コードは「作って」「聴いて」「感じる」ことで、自然と身体に染み込んでいきます。
サヴァサヴァでは「実感としての理解」を大切に
Music Space サヴァサヴァでは、ただ理論を詰め込むのではなく、
「音を通して理解すること」を重視しています。
作曲 レッスンやジャズピアノの即興練習を通じて、コードを意味ごと身につけていきましょう。
野口 尚宏